絡新婦の理

これは分かりにくい…
ただでさえ1,000ページを超える大作なのに加えて、話もいくつもの場所や時間に飛び、致命的なことに途中で数週間開けて読んでしまったため、読み直しを余儀なくされました。
京極夏彦さんで、京極堂シリーズの5作目にあたる作品です。

まずは感想から。
今回も推理がどうというお話ではありません。
そのあたりは作中でも語られており、あくまでも憑き物を落とすだけだ、とくどい程に念を押しています。
その憑き物にしても、妖怪の類そのものが登場する事は、もちろんありえません。
ただ事件があり、その構造をもって怪異を成すとでも言いますか…
一作目の『姑獲鳥の夏』で、すでに妖怪がどこにいるのかは示唆されていますが、今回もそれに忠実と言えるのかもしれません。

それから、シリーズものなので当たり前と言えば当たり前なのですが、このシリーズは特に、一作目から読みましょう。
犯人及び準犯人と言うべき人物を含む登場人物が再登場する上、意外に重要な位置を占めたりする事がままあります。
キャラクターの魅力によって面白さが増すお話なので、なるべく登場人物に関する情報は仕入れておくべきでしょう。

バカ考察ここから。
この作品の裏テーマは、ずばり変態ではないのかという邪推。
少年/少女趣味に始まる変態趣味が、話に結構絡んできます。
今回は女装趣味が登場して、女権問題と絡んで大いに話を盛り上げてくれました(と、いうほどでもないか?)。
まあ京極堂曰く「女装は怖くないー、自分に自信を持って下さいー」だそうなので、ボブも安心して5万円の銀様コスプレセットを買おうという事です。
すべてを台無しにして、感想終わり。
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お昼寝タイム

今日も午前8時に起床して、快適な生活…だったのですが落とし穴が。
昼過ぎくらいに強烈に眠くなって思わず昼寝してしまいました。
これでまた夜型に逆戻りしてしまう予感が漂いますね。
何時間寝ようと、眠いときは眠くなる人間の体に乾杯。

昼寝している間に、親が水羊羹を買ってきていたらしいです。
最近一日一食生活をしているせいでいらないと思ったとかで、寝ている間に食べつくされていました。やってくれた喃!
最近、近所の野良猫の方がずっとかわいいと弟にいきなり言われたり、いわれのない迫害を受けている気がします。
まあ確かに猫の方がいくらかかわいいかもしれませんけど。

後は暑かったくらいで、特にありません。
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VS長門有希の100冊『誰彼』

N月R太郎(JDCシリーズを参照)こと、法月倫太郎さんの作品です。
100円で売っていたらしい、ボブの大好きなゲームではありません。

中身は推理小説です。
冒頭で三人兄弟(双子を含む)の存在が提示され、その三人を中心に色々と事件が起こるお話。
推理ものに双子が存在する段階で明らかに怪しいわけですが、ひねってひねって、またひねって…と最終的な結論にたどり着かせない工夫がなされています。

…いますが、いまいちトリックの驚きであるとか、意外な背景、あるいは文章表現など飛びぬけた面白さはなかったかもしれません。
面白いのは確かなんですが、突き抜けた面白さはなかったと言いますか。
作中人物である法月警視は個人的に好きですけれど。

長門有希の100冊、現在8冊。
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Heavy Weather

今日は某大学(あくまでも某)のオープンキャンパスがあったので、参加してきました。
台風が3つも日本に接近していたりとえらい天気でしたが、私は雨には巻き込まれずに済みました。
その代わり、異様なほど蒸し暑い陽気でしたが。

さて、オープンキャンパスの感想。
やはり学部ごとの担当者に直接話ができる方が、圧倒的に情報量が多いです。
前回の相談会はネットで手に入る情報と大差ない感じでしたが、今回は収穫あり、でした。
話の内容は伏せますが、どうやら進路に心配はいらないかな、という感じです。
これでニートニート言われずに済む…といいですね。

余談、ここから。
会社や学校の本質を見たければトイレを確認しなさい、という某先生のお言葉に従い、トイレに入った私。
おお、これは綺麗…と、校舎そのものがほぼ新築でした。
それは抜きにしても、校舎が綺麗なのはそれだけで好印象です。

さらにどうでもいい話、ここから。
私が真面目に勉強するようになったのは、明らかに20歳を過ぎてからです。
後悔は今更しませんが、私より年下の皆さんには、なるべく早くから自分で考えて勉強する習慣を身につける事をおすすめします。
大昔から言われている説教のようですが、それだけ私の前にも(そして、おそらく後にも)後悔した人が多かったという事でしょう。
問題は、中高生くらいでその事実に気がつける人の方が圧倒的に少ないため、ウザい説教としか思ってもらえないところでしょうか。
来年から、本当に講師見習いをする事になったら、この事実だけは伝えてあげたいなぁ、と思っています。
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クビキリサイクル

デスノートの小説発売記念、今更ながら西尾維新さんです。
実はこの『クビキリ〜』に始まる戯言シリーズは苦手で、敬遠していました。
何が苦手かと言うと、語り手のいーちゃんが苦手です。
理由は簡単で、うじうじとした奴と思う反面、自分の身を振り返ってしまうようなところがあるため。
意図してそうしたキャラクターにされているのかもしれませんが、変なところの波長があってしまいすぎたようです。

そのあたりを抜きにして作品について話します。
戯言シリーズはミステリに分類されると思いますが、ミステリとしては普通の話です。
明らかに普通ではない状況ですが、ミステリと思えば普通。

ただ、これは事件を解決してめでたしめでたし、というお話ではないなと思います。
実際、事件解決後もいーちゃん自身は大して変化したようにも思えませんし、犯人に至っては法的制裁を受けていません。

やはりこの話は、登場人物そのものの面白さに引っ張られていると思います。
実際、好き嫌いは抜きにして作中の人物は癖のある人物ばかり。
私はたまたま、その中の中心人物であるいーちゃんが苦手なためにこの作品が苦手なわけです。
それでも、こいつは苦手だと感じさせるあたり、キャラクターの描き方がうまいという事なのかな、とは思いますけど。
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まて慌てるな


三角形の辺の長さx,y,z(x >= y >= zとする)を読み込み、直角三角形、直角二等辺三角形、正三角形、二等辺三角形かを判断するプログラムを作りなさい。


この問題、直角三角形の判定をどう行うのかがわからずに困った管理人です。
幾何はだめなんですよ幾何は!これが幾何という程の話かは知りませんけど!
ちなみに答えがわからなかった私レベルの方に解答。
x^2 = y^2 + z^2を満たしていれば、それは直角三角形です。
本来、『複雑な分岐』という課題であって、そこは悩むところじゃないのですけど。

と、まあそんな感じで、C言語の復習を頑張っています。
正直、分岐やループのような課題よりも細かい仕様を聞いてくる課題が難しい(と、いうより覚えていない)ですね。
float型の有効桁数は6桁まで…と言われても、間抜けな顔でそーなのかーと言うより他ありません。
冗談抜きで、きっちり復習しておいてよかった気がしますね。

後は気温が高かったくらいで特にありません。
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VS長門有希の100冊『ギリシア棺の謎』

エラリー・クイーンによる、有名推理小説シリーズの一編です。
日本での初版は1959年で、文章も年季が入っているのと、翻訳特有の読みにくさとで、とっつきにくいところはあります。

本編の感想。
戦前の作品なので仕方ないのですが、文章同様に、やや古さを感じます。
タイプライターの仕様に関する話(シフトキーなんてあるんですね)や、硝煙反応という概念がどうやら存在しないらしい事などなど。
それでも、きちんと用意されている証拠や、途中で挟まる読者への挑戦状など、推理をしたいという方には読み応えのある作品と言えると思います。

ちなみに、エラリー・クイーンは男性二人組ユニットです。
クイーンという苗字から女性を連想しますが、実際はいとこ同士で執筆活動を行っていたようですね。
CLAMPのようなもの…というのはやや乱暴ですか。

長門有希の100冊、現在7冊。
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どうにか朝型

やっとのことで朝型に戻せました。
昼間はかなり暑くなってきましたが、気分もいいので買い物に。
その後、家に帰ってきてから、光化学スモッグ注意報が出ていた事実を知りました。
…まあ死にはしませんよ(;´ー`)y=~~

今日の晩御飯にほうれん草のおひたしが出たのですが、何とほうれん草が冷凍でした。
今はその方が安いらしいですが、野菜の価格はまだ長梅雨の影響を抜けていないのか…
何が腹が立つかと言うと、普段売れないから値引きしている冷凍野菜が今は定価になっているところです。
おいしくもないし、産地を含めて怪しい点だらけなので、できれば避けたいのですけれど。
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C言語をとりもどせ!

YouはShock!(挨拶)
昨日買って来たC言語の問題集を解いていたのですが、基礎的なところを結構忘れています。
特に文字列の扱いが、Javaにかまけていたせいでおざなりになっていました。
他にもint型で%d、charなら%c、floatで%fまでは覚えていたのですが、double型は何だっけ、と手が止まったり、細かい文法の忘れっぷりが激しかったです。
C言語はちょっとしたミスでえらい事になるので、問題集を買っておいてよかったかもわかりませんね。

昨日は午後6時過ぎに眠って、今朝ついに午前6時起床に成功しました。
12時間眠っているあたりは気にしない方向で、やっと朝方に戻せそうです。
そういえば、今年は寝ようとした瞬間に耳元を蚊が飛んでいません。
例年は何度もあるのですが、これも冷夏の影響でしょうか。
足元を飛んで血を吸う分にはいくらも見逃してやるものを、なぜ連中はわざわざ耳元を飛ぶのでしょうか。
音がするたびに自分の耳にビンタをするため、そのうち鼓膜が裂けるのではないかと心配になります。

最近、知り合い界隈でPS2が壊れた報告をよく聞きます。
実は我が家のPS2もちょっと動作が怪しくなってきました。
確かFF10と同時くらいに買った記憶がありますが…
もし他のPS2もその時期の物だったとすると、やはりタイマーが…
ソニーに限らず、信頼度の高すぎる製品はどこも作っていないし、作れないものなんですけどね。
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久々に物欲沸騰

沸騰というほど買い物してませんが、今日は買い物に行ってきました。
とりあえずC言語の復習及びC++習得用に問題集を、それから『HELLSING』と忘れていた『アカギ』を購入。
同じ漫画なのに、『アカギ』の話の進み具合が『HELLSING』と比べるとカタツムリ以下に感じられます。
そろそろ鷲巣様を楽にしてあげて欲しい…
まあ、『HELLSING』はコミックスの出る間隔が開きすぎですけど。

今日、少しうれしかった事。
本屋、というよりジュンク堂なのですが、久しぶりに「袋は必要でしょうか」と訪ねてくれる店員さんに遭遇できました!
正直、鞄を持っている時は袋をもらってもがさばるだけの事があります。
一言必要かどうか尋ねてくれるのが、少なくとも私にはベストな対応です。

それからNintendo DS Liteは探してみたものの売り切れていました。
その筋の情報によると、京都には売っていたらしいのですが…
これはもう、自分で京都に行ったときについでに買ってくるのが早いかもわかりませんね。

後はこまごまとした物を色々買いましたが、省略。
久しぶりに電車に乗ったら妙に疲れました。
長期の休みはいつもそんな調子ですね。
ただでさえ体力には自信がない方なので、もう少し出歩くべきなのか…などと思いつつ煙草をふかして眠るだめな奴だったのサ。了(なんだそりゃ)。
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