ラストスパート

普通の日記もつけないとね、というわけで数日ぶりの本が登場しない日記です。
いや、本は一応登場します。
実は朝の電車に『絡新婦の理』を持ち込んでしまいました。
本というよりほとんど直方体のような物体を読み、耳にはイヤホンがぶち込まれた大男。
さぞかし話しかけにくいオーラが漂っていた事でしょう。
多分、二度と分厚い本は電車で読まないと思います。

今日は先週先々週と欠席していたUNIX演習の日でした。
プリントの通りに課題をこなすと100%エラーが出るという素晴らしい環境の中、どうにか先週分までは課題を終わらせる事ができました。
来週くらいに追いついて、そのまま夏休みに突入できればベストですね。

ついに部屋から毛布が退場しました。
遅いわ!という声がきこえてきそうですが、これで胃腸が弱いようで、冷やしたりするとすぐにお腹を壊します。
そこで暑くなってきても腹部だけ暖めたりしていたんですが、そろそろ限界突破。
やっぱり夏より冬です。毛布も使えるし、少なくとも湿度が低いだけましです。

今日のギター
榎木津は昭和26年にして、クラブハウスでジャズギターを弾いていたと京極堂シリーズにあります。
昭和26年と言うと、1951年…ジャンゴ・ラインハルトやウェス・モンゴメリーの時代です。
小説の登場人物とはいえ、とんでもない先見の明だ…
と、思った月曜日。
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鉄鼠の檻

本は読めるときに読むものだ、という事で京極堂シリーズ4作目。
本ばかり読むと目に悪そうですが、それ以外はPCに向かっているか寝ているかですから、どちらにしろ大差はありません。

感想、今回も(多分意図的な)示唆がされているせいか、大筋の流れは読めました。
ただ、やはり宗教に絡む要素が増えるとわかりにくいのは確かです。
途中で挟まれる禅宗の歴史は半分も理解していたのか怪しい、というより私の貧弱な知的好奇心はそれを理解する事を最初から放棄してたようです。
それでも、根本的なところでは不思議な事は何もないあたりが面白さなのでしょう。

関係ない方向の話、久遠寺の爺さん再登場!
この話の人物は、それこそ憑き物が落ちるように様子が変化する事があります。
この人もすっかり、丸くなったというか枯れたというか…
もう一人、『姑獲鳥の夏』からの再登場である人物は、何と言うべきか。
哀れむべきなのか、忌み嫌うべきなのか、ただ認めるべきなのか。
まあ、探偵の言うとおり「ただの○○○○○(ネタバレ)」と言えばそれまでですか。

男が読んでも微妙かもしれないとか、宗教の絡む話だから微妙かもしれないなどと周囲の人間の前評判はいまいちでしたが、私は面白いと感じました。
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